S-VYASA入学希望者の声

SVYASA大学志望動機
沖縄在住 女性 50代
SVYASA大学入学を志望するにあたり、今回、娘が死を持って私に伝えたかった事は何かと自分自身に問うきっかとなりました。
 娘は幼い頃健康で走り回っていましたが、成長と共にだんだん障害を負う先天的な病気を持っていました。母親として病気の子を生んだ自分自身を責め、その後、それを受け入れました。この病気を治す方法はないものか、娘の持っている軟骨が悪性化するかもしれないと、いつも心の中には心配や不安がありました。その時、友人からバガヴァッド・ギーターの単行本を頂きました。自分自身で解釈できず、書店で「科学で解くバガヴァッド・ギーター」の本を購入しました。精神を強くし、真の自己とつながるためには、ヨーガを日々の暮らしの中に取り入れる事が一番だと知りました。以前から行っていた体操の(アーサナ)ヨーガに、哲学の知恵があることを知った瞬間でした。沖縄のことわざに、病気になったら「医者半分、ユタ半分」という習わしがあります。原因不明の病気になったら、ユタ(シャーマン)の判断を仰ぎ、先祖への祈りに不足な事がないかなど、ユタにお金を支払い、ウタキ(御嶽)で祈るなどユタに相談をします。私もユタを買い、多額のお金と時間を使いました。しかし、これをきっかけに私は、自分自身の内なる神と対話し、この子を守ると決心しました。日々の祈りや瞑想は、自分自身を強くしていきました。その後、日本ヨーガニケタンのYIC講座を卒業。ヨーガ療法士養成後期講座(YTIC)へ進む直前に先天的な首の異常を治さないと、呼吸停止か全身まひになるまで症状が悪化し、手術を受ける事になりました。手術前や療養中、呼吸法で痛みをコントロールする事ができました。「今、ここ」に意識を向ける事で乗り越えられました。無事YTICも卒業できました。その矢先、娘が白血病になりました。身体の激しい痛みを伴う闘病生活でした。その中でヨーガ療法を実践しました。白血球が0でクリーンルームで過ごす中、口の中に20個以上口内炎ができても、モルヒネを投与する事なく乗り越えていけました。娘は希望を持ち続け高校入学を果たし、その半年後、天国に旅立ちました。
「あたり前であたり前でない事」この瞬間ここにいる事は素晴らしく、大切な時間なんだとメッセージを残しています。また「お母さんは病気をもつ母や子の力になってほしい」と言われました。娘が旅立ってから今年の9月で7年になります。
娘の友人で病棟が同じだった子は「夢を追いかければかけるほど現実から遠ざかって行く」と私の前でよく泣いていました。私にできる事をしっかりと受け止め、ヨーガの知恵を伝え、弱い立場の人々の助けになればと思います。
A女 

 

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