S-VYASA大学開校について 2019年5月、ニューヨークの国連本部で“高等教育機関におけるヨーガ教育”という題で第1回目のシンポジウムが開かれた。同年2月にはスイス・ジュネーブに本部がある世界保健機関(WHO)の“ヨーガの指導基準策定作業部会”も開かれ、本S-VYASA大学の創始者であるH.R.ナゲンドラ先生をはじめとする私たちS-VYASA(スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団/ヨーガ大学)がそれら国連関連の動きに同調して作業を行った。

こうした動きを受けて、日本においてもS-VYASA大学の授業を日本語で行うことにした。この大学教育はインド中央政府の管轄下にある大学教育であり、SVYASA大学はヨーガ関連の単科大学としてインド最大の規模を誇る教育機関となっている。2020年9月からは3年間の学部教育が開始されるが、3年後には修士課程、その後には博士課程も開講予定である。いずれも卒業時にはS-VYASA大学からの卒業証書が授与される予定である。  

これまでの我が国におけるヨーガ教育は種々の国内ヨーガ団体で教育を受けたヨーガ指導者が民間のヨーガスタジオや公共施設等で実施されてきているが、インドにおいてヨーガ指導者はインド中央政府や地方政府の資格試験を経て指導者資格が授与されるようになっている。

こうしたインド国内と世界情勢に呼応した形でこの度、日本国内においてS-VYASA大学の授業をオンラインで実施できるようになったことは、我が国におけるヨーガ教育史においては画期的なことと理解している。私自身もS-VYASA大学創始者のH.R.ナゲンドラ博士とは1980年代から活動を共にして来ており、S-VYASA大学へも客員教授として年に1度の集中講義を大学院生に実施してきている。

こうした動きの中でこの度、日本語を媒体としたヨーガの大学教育を日本の皆様にオンラインでお届けできることを心より嬉しく思っている。 ヨーガはインド五千年のサイコセラピーとして永年に渡り、高度な全人的人間教育の智慧を継承し続けて来ている。第一期入学となる皆様方が、本学での学びを我が国内は勿論、アジア諸国から世界中の人々へと伝えられるよう、私たちS-VYASA大学職員一同、しっかりと支援して行きたいと思っている。我が国におけるヨーガの大学教育の第一期生となられることをお待ちしている。                 S-VYASA大学日本ファシリテーター責任者 木村慧心